ミニblogなのに長文です、、
トリマーになりたいと思ったきっかけをくれた
トム君は2匹おります
小学3年生の時、生まれて初めての座敷犬(当時は小型犬をそう言っていた)シーズーが我が家へやって来るまで、犬といえば外で飼っている父の猟犬達で、シャンプーなどした事なく、夏になれば父がホースで水をかけてやるくらい。。。
いつも猟犬達の小屋で寝床の藁にまみれてごろごろ過ごしている、汚い子供でした、、
彼らの身体は全身蝋を纏っているかのごとく、ひとなでする度私の手も身体もべっとり、獣臭と藁埃を纏っておりました。。。
迎えたシーズーの名前はトム♪ 母のお友達の家のお隣さんがシーズーのブリーダーで(ショーチャレンジされていた)ペットでよくいるシーズーと比べ、かなり小さいが、シーズーのスタンダードサイズだったんだな、、と後にわかる。。。
仔犬で迎えフルコートで育てるも、ブラッシングもまともにできず毛玉だらけにしては、地元で送迎してくれるトリミングサロンへ。。。いわゆるサマーカットスタイルとなったけど、私はそのスタイルが可愛いと思えたのと、ペットトリマーというお仕事があるんだと知り、将来の夢「ペットトリマーになりたい」と作文にしました。
トムが10歳の時、行方不明になってしまい、保健所に問い合わせたり、探しましたが見つからず、何故か川越の方(不確か)の保健所からトムに似たシーズーを保護してくれた方がいると連絡があり、兄が車を出してくれて一緒にトムを迎えに行ってくれましたが、保護してくださっていたシーズーはトムではありませんでした、、、
トムは戻って来ず、、、以来小型犬を迎える事はありませんでした、、
私のペットトリマーになりたい夢も忘れていました、、
トムがいなくなり8年位経った頃、兄の同級生のお姉さん宅で産まれたトイプードルの仔犬を飼ってくれないかと、兄に声がかかり白いトイプードルの仔犬が我が家へやって来た♪
シーズーのトムという名前は私がつけましたが、トイプードルの名前は母が「トムにする!」と同じ名前になりました。。。
トイプードルのトムは母の相棒となり、いつも一緒です。
定期的にトリミングサロンへお願いすることなく、母がシャンプーしてました、、
年に3回お願いするくらいの頻度だった、、、
白いトムはまるで、クレヨンしんちゃんの「シロ」にそっくりな風貌で、
ぬいぐるみみたいにコロコロふわふわ(実際には毛玉でゴワゴワだったと後に知る)でした♪
送迎してくれるトリミングサロンの方に、「仔犬みたいに丸~くフワフワに仕上げて下さい♪」とお願いすると、「はい♪かしこまりました~♪」と明るく応えてくれるのに、、
「お待たせしました~♪」と帰宅するトムは、裸のヤギのごとくカリッカリで小刻みに震えて帰ってきました、、、(おそらく2mm全身丸刈り、しっぽの先・耳先・足先だけ申しわけなさげ程度にちょこっとだけ毛が残っている)
注文とは全く異なる仕上がりにがっかりするし、トリマーさんが下手なんだと思っていました、、、
トムが2歳になる頃、私は28歳になり、根無し草な生活を4年程しており(帰る家と家族があるから出来たことと親兄姉に感謝)そろそろ地に足をつけて生きたいぞ!と思い、また雇われの身も先が見えないし、、何か技術を身に着けようか。。。と思案しました。
当時、高校時代からの友人で美容師の子がおり、皆がワイワイ遊んでいた頃、参加せず、毎日サロンで夜中まで勉強していた姿を見ており、カットモデルと称して無料でカットだのパーマだのやってもらいとてもお世話になりました、、
皆が遊びほうけている時、遊ばずひたすら技術鍛錬に励んだ友人は、サロンのトップスタイリストではないけど、全国のフランチャイズ店のセミナー講師として飛び回る位になり、当時のお給料もビックリする位もらっていると知り、
「私も技術を身に着けて生きたい!」と思え(単純)ふと小学生の頃のペットトリマーになりたい!を思い出す。
トリミングサロンへ行く度、丸裸のヤギになるトムを私が可愛くカットしたい!!!
あと数か月で29歳になる頃、母のお友達のご紹介で川口にあったトリミング専門学校へ入学。
初めてトムを連れて学校へ行った日の事忘れません。。。
トムを見た、先生や先輩達の絶句したお顔。。。
そうです、クレヨンしんちゃんの「シロ」そっくりな見た目
全身がっつり毛玉状態でした、、、
通い始めて、我が家のトムは毛玉だらけだと理解でき、、
学校へ連れて行く前に、ブラッシングして行こう!と思っても、毛玉が酷過ぎて、どうブラッシングしたら良いのか解らず、、、へばりつくような毛玉そのままで学校へ連れて行きました、、
先生の配慮で、その日はベテラン先輩2人がトムのトリミングを担当、、丸刈りにはせず、短めだけど、ラムクリップ(資格試験規定スタイル)に仕上げてくださりました。
知らぬは罪
毛玉の鎧を着けて過ごしてきたトムに申し訳ないことをしてきたと思い知りました、、、
私は、ご家族に被毛の手入れの大切さを伝えられるトリマーになろう!!!
と心に誓いました!
トリマーという名称は、日本だけ(和製英語)で海外でトリマーです。は伝わらず、、犬のトリマーならドッググルーマーと言わないと伝わらないと数年後に知り、以来ドッググルーマーと名乗る様になりました。